nutrients

茶葉の保護

栄養分

農業の経済的持続性を可能にするためには、施肥が必要ですが、栄養素の総投入量(ミネラル分と堆肥)が「収穫物に吸収される栄養素」と「下草・土壌・茶のバイオマスに蓄えられる栄養素」の総量とほぼ同等となることが理想です。そのために、廃棄物(水または蒸発を介して)と植え替えによって失われる栄養素を最小限に抑えること。具体的には、表面流出と地下水による硝酸塩とリン酸塩の損失、堆積物の侵食によるリン酸塩の消失を回避します。一方、生物学的固定による窒素投入量の割合を最大限にすること。適量の微量栄養素を加えると、窒素・リン・カリウムの利用効率が上がり、作物に微量栄養素を供給することが可能です。

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有効な手段

消費量と投入量の比率
栄養素の最適なバランスについては、地元の研究機関などに確認すること。栄養分の利用効率は、添加量や土壌のタイプ、土壌の深さ、土地の傾斜、気温、気候などによって様々です。茶葉の収穫量が低下する一因は肥料の不足。一方、水分の多い濃緑色の肉厚の新芽は窒素過多の兆候である。ケニアでは、NPKS (22:12:6:5) が年間平均150 kg N/Haの割合で加えられることにより、栄養素の利用効率は80%前後で推移している。必要に応じて施肥の方法を調整することで、経済的持続可能性の実現が可能である。

生物学的固定による窒素の投入
日よけ用の木にはマメ科植物を選ぶことが好ましいとされています。ただし、茶葉の収穫時、それらの葉が混入しないよう十分気をつけます。
表面流出、堆積物の侵食、地下水による硝酸塩とリン酸塩の損失
豪雨の少ない時期に施肥し、表面流出による肥料の損失を最小限に抑えることが重要です。
水路から3~4メートル以内の土地には施肥しないよう留意します。
農場内の池に藻類が繁茂している場合は要注意です。表層水によって栄養素が流出している可能性があるからです。

改善が期待できる分野
土壌内に残留している栄養素の計算値、茶葉と土壌の分析結果に基づき、栄養素の添加量を定期的に見直す必要があります。特に、植え替えの際、土地に残留する栄養素や有機物に留意します。また、剪定サイクルの当初2年間の分析結果に基づき、3年目と4年目に添加するNPKの比率を調整すること。ユーカリや古い茶の木を燃やした灰は、茶畑ではなく、燃料用木材用の雑木林に戻し(灰はアルカリ性のため)、雑木の肥料とします。有機物・堆肥・バイオ肥料を利用し、無機肥料の添加量を低減し、特に、植え替え前の整地の際など、粉砕したリン鉱石の利用を検討します(pHの高い小屋の周辺を除く)。リン鉱石を使うと、水路に浸出しやすい水溶性のリン酸肥料の使用量を減らすことが可能です。さらに、施肥量の多い土地については、その原因をはじめ、削減の可能性についても検討する必要があります。

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