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紅茶の専門家

リプトンの歴史

リプトンの生みの親、サー・トーマス・リプトンは、1850年にスコットランドのグラスゴーで生まれました。彼はわずか数十年で自分の名を高品質な紅茶の代名詞にまで押し上げ、紅茶の取り扱いを一大事業に発展させました。

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サー・トーマス・リプトン。1898年、48歳のときに、ヴィクトリア女王から「ナイト」の称号を授与されました。

トーマス・リプトン

1890年、サー・トーマス・リプトンは、世界一おいしい紅茶を求めてセイロン(現在のスリランカ)に船出しました。そこで彼は、紅茶づくりにブレンディングという巧みな技術を取り入れ、かつてないさわやかな風味を実現。これが功を奏し、富と名声を得ることになったのです。「茶園から直接ティーポットへ」というスローガンのもと、手頃で質のよい紅茶を提供し、誰もが気軽に楽しめる飲み物として、紅茶の人気は高まりました。

紅茶事業は、彼に大きな成功をもたらしました。イギリスでは当時、紅茶は等級別に3種類に分けて販売されていました。もっとも質の高い「1級」は黄色の袋に赤のラベル。これが現在のイエローラベルの原点です。イギリスで一躍大成功を収めた彼は、アメリカへの進出も果たしました。しかし、アメリカではそれほどすんなりとは受け入れられず、成功には時間が必要でした。

ブレンド技術を極めて最高の紅茶をつくりたい。そんな熱い思いを胸に、彼は大英帝国の領土の果てまで足を運びました。その情熱が実を結び、ヴィクトリア女王から王室御用達の栄誉を授かるとともに、ヨーロッパのその他の王室でも愛飲されるようになりました。1891年から1892年にかけて、事業の拠点をグラスゴーからロンドンに移転。この頃になると、ロンドンでは300人の販売員を、セイロンでは5,000人の労働者を雇い、イギリス国内に150の販売店を展開するまでに成長しました。

そして現在。紅茶を世界中の人びとにお届けするというその志は、しっかりと受け継がれています。彼が築き上げたリプトンは、比類のない人気を誇る紅茶ブランドとなっています。彼はまた、時代を先取りする手法を取り入れた、近代的な広告の先駆者でした。彼のおかげで、リプトンは今、紅茶のトップブランドとして、150以上もの国で親しまれています。